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日本の底力と眼識

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  • 2013.09.15 22:19

中央日報    2011  3  12

 

日本の底力と眼識

 


李 承 信

詩人 孫戸妍短歌研究所 代表


少し前、サムスンの重役と話す機会があったが、その中で「日本のソニーの重役たちは

サムスン電子の最近の成果に打ちひしがれているようだ」と多少威張り気味の発言があ

った。私もサムスンにいたことがあり、韓国国民の一人としてその眩しいばかりの成果

は大変誇り高く、嬉しくも思う。しかし、まるで韓日間の格差が一気に縮まったかのよ

うに、いや、韓国がとうとう日本に打ち勝ったかのような、韓国社会の一角の雰囲気に

は問題があると思う。私はむしろアメリカで長く仕事をしてきたアメリカ通であり、日

本という国とその文化の深さを知っているわけでも、特別な愛情を持っているわけでも

ない。

 

しかし、母国語を奪われた帝国主義日本の強制占領期に生まれ、一行詩である短歌を学

び、それを書き紡いできた歌人である母の本を翻訳出版し、関連映像コンテンツ等を制

作しながら、その精神と価値を世界に知らせることを通して、日本とその文化、そして

日本人をわずかながらも理解するようになった。

 

日本人は教養のある勉強好きな民族であり、読書率が世界1位で、その繊細さと緻密さ

は並ぶものがない。そして日本を旅したことのある人なら誰でも知っているように、日

本人は親切で犯罪発生率は世界最低だ。

 

しかし、私が何よりも驚かされるのは、日本人はほとんど全国民が詩人であるというこ

とだ。日本の詩の二つのジャンルである短歌と俳句を日本人は詠みもし書きもする。朝

夕刊のある水準の高い新聞は、毎日詩にたくさんの紙面を割いている。TVをつけると有

名人士たちが座を囲み、一つの題目をめぐって短歌や俳句を作る。昔オスローにある日

本文化院で日本の文化として、やはり短歌を伝播しているのを見たこともある。

 

日本の皇室の新年始めの行事には“歌会始の儀”というものがあり、短歌の大家が宮中

に招待され、天皇皇后両陛下の御前で選に預った歌が披講される。イギリス女王をはじ

め、世界のどの国でも指導者が詩を詠み披講するなどという話は聞いたことがない。

 

最近、東京を訪問した際にも、“百人一首”という古代万葉集時代の短歌詩人100人の

詩を一首ずつ冊子とカードにした歌留多ゲームがあり、小中学校ではその100首の短歌

を覚え、互いに取り合う競技があり、正月には家族団欒の場で遊びとして楽しみながら

、短歌が日本人の生活に深く根付いていることを知った。

 

この万葉集と短歌は日本が誇る精神的財産であり、全世界が日本の高級文化として理解

している。しかし、実はこれは1400余年前に百済人が日本に渡った際に伝えた韓国の詩

なのだ。私たちがもともとは私たちの宝であったことに気づきすらしないうちに、日本

は世界にそれを伝播し、アメリカの大学やヨーロッパでは英語やヨーロッパの各国言語

で、その節制された一行詩を学び、詠みもしている。日本の高級イメージが増し加わる

ことはもちろんだ。

 

その晩年にいたるまで祖国では誰一人として理解者を得られなかった孫戸妍歌人を、日

本の天皇は“歌会始の儀”に大家として招請し、その読者たちは日本の青森県に歌碑を

建てた。また、日本の総理大臣が頂上会談の演説で孫戸妍歌人の短歌を詠み、その平和

精神を語るのを見ながら、私は日本人の底力について考えざるをえなかった。基本に加

え、実力と眼識を備えた日本に対し、今、韓国が半導体等のいくつかの商品、それも私

たちの独創的なものは少なく、日本に学びベンチマーキングして発展させただけのもの

で思い上がることは、明らかに考え直す必要がある。

 

日本国民の五分の一以上が百済の後裔であり、私たちと同じ血統だという説がある。私

たちは経済的な理由や計算よるのではなく、同じ血の流れる民族が多く住む隣国に対し

、真心と愛情をもって接し、学ぶべきは学ばねばならないはずだ。常に勝ち続けてきた

サッカーにおいても形勢の逆転があった。まるで韓国が日本に追いついたかのように考

えたり、ましてや日本の底力を侮るべきではない。


                                                                  李 承 信                         
                                                                  詩人・孫戸妍短歌研究所 代表                        

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