5月27日、'韓国研究の鬼才 崔書勉' 東京出版記念会で講演する崔書勉先と橋本明先生
橋本先生は、1974年に‘8·15 光復節 陸英修被殺事件’の取材のためにソウルを訪れて以来、‘韓国’を常に胸に宿し、機会のあるたびごとに天皇の韓国訪問を実現させようと骨を折ってきた人物だ。それが「日韓関係の過去を乗り越え、未来に進む最もよいきっかけになるはず」と主張してきた。
明るく微笑んでいるご遺影と、棺に横たわる姿を見て、韓半島と東北アジアに危機が押し寄せている今、両国の厚い関係を成し遂げようと心を砕いてきた‘巨星’ひとつを失ったことが惜しまれる。
死が悲しいのはこの地上で二度と会えないからだ。こうして目で見ていても、私たちはその日が実際に来ることを知らずに生きているが、願わくは、橋本先生が43年間抱き続けてきた韓国への愛と、よりよい日韓関係のために献身してきた先生の熱情が冷めることなく、日韓両国に引き継がれていきますように。
次は誰が帰らぬ人となるものか知らず葬儀の列に連なる
孫 戸 妍