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ハンギョレ新聞 - 逝きし人の足跡

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  • 2017.12.07 22:48
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ハンギョレ新聞                                                                                           2017  9  18

 

 [逝きし人の足跡]                                 

 

‘親韓派言論人’ 橋本明先生のご霊前に


 2016年 8月24日、東京で行われた橋本明先生の追悼式

                                                                               

「誰もが一度は逝きますが、私たちはその日が来るのを知らずに生きています」

 

急逝された橋本明先生(1933年~2017)の東京での追悼式における司会者の言葉だ。同じ日同じ時刻に千余名が集まったということ、それは先生が尊敬に値する人生を生きたという意味に違いない。生前の交流と広い人脈を語るように、日本の各界各層から人が集まった。

 

初めて先生にお会いしたのは、20133月、東日本大地震に苦しむ日本人のことを思いながら出した詩集<君の心で花は咲く>等私の二冊の本の出版記念会でだった。東京外信記者クラブでの行事の後、挨拶の長い列で先生の順番になると、感激したという言葉とともに握手をしたが、私はその人が誰なのか知らなかった。


 

 

学習院高等科時代1950年ごろの遠足で明仁皇太子とともに右から2番目が橋本明先生

 

橋本先生は、<共同通信>の著名なジャーナリストとして多くの著書をもつが、幼稚園から大学まで、将来天皇となる明仁皇太子と学習院の同期だったことでより有名だ。父は検事で、従兄の橋本龍太郎は元首相、弟の橋本大二郎は四国の県知事を務めた政治の名門だが、王族と貴族の通う学習院といえども、天皇になる皇太子をお迎えするのは稀なことで、皇太子と同じクラスの30名に橋本明も入ることになった。

 

日本では天皇の同期生をたんに同期とは言わずご学友と特に丁寧に呼び尊敬している。学習院高等科時代に皇太子と銀座に繰り出すほど仲がよかった。葬儀場にはイギリスのサッチャー元首相等ヨーロッパの国家元首たちとおさまった写真の前に、生前の著書が並べられていたが、『美智子さまの恋文』、『知られざる天皇明仁』等、天皇皇后に関する本だけでも4冊ある

 


 20169月、秋田市の開かれた音楽会の舞台で挨拶する李承信詩人と橋本明氏

 

 

橋本先生とはソウルで三度、東京で四度、京都での勉強中にも訪ねてきてくださったことがあり、秋田でもお会いした。クラシック音楽が好きで、毎年バチカンで合唱に携わってきた橋本先生が、日本の作曲家に私の詩に作曲を依頼し、オーケストラと合唱団による音楽会を東京と秋田で四度行ったが、20169月の秋田市音楽会の舞台では、私とともにスピーチもした。

 

 

橋本先生は、代表を務める韓国勉強会である東京の日韓談話室に毎月ソウルから講演に来られる91歳の崔書勉先生に万一のことがあればすぐに知らせてほしいと、常に心配していたが、その橋本先生が先に逝ってしまわれた。最近橋本先生にお会いしたのは、去る527日、日韓関係の権威であられる崔書勉先生にインタビューして書いた『韓国研究の鬼才 崔書勉』の東京での出版記念会においてだ。

 

 

527日、'韓国研究の鬼才 崔書勉' 東京出版記念会で講演する崔書勉先と橋本明先生

 

橋本先生は、1974年に8·15 光復節 英修被殺事件取材のためにソウルを訪れて以来、韓国を常に胸に宿し、機会のあるたびごとに天皇の韓国訪問を実現させようと骨を折ってきた人物だ。それが「日韓関係の過去を乗り越え、未来に進む最もよいきっかけになるはず」と主張してきた。

 

明るく微笑んでいるご遺影と、棺に横たわる姿を見て、韓半島と東北アジアに危機が押し寄せている今、両国の厚い関係を成し遂げようと心を砕いてきた巨星ひとつを失ったことが惜しまれる。

 

死が悲しいのはこの地上で二度と会えないからだ。こうして目で見ていても、私たちはその日が実際に来ることを知らずに生きているが、願わくは、橋本先生が43年間抱き続けてきた韓国への愛と、よりよい日韓関係のために献身してきた先生の熱情が冷めることなく、日韓両国に引き継がれていきますように。

 

 

 

次は誰が帰らぬ人となるものか知らず葬儀の列に連なる

 


                                                                                            孫 戸 妍



 

 

 








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