カルチャーエッセイ

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和談の森を歩く

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  • 2021.01.08 13:54

 

                                                                                            2020  11  3

 

  

李承信の詩で書くカルチャーエッセイ

 

 和談の森を歩く 

 

 

 

深まりゆく晩秋。

 

例年なら雪嶽山や五臺山を見たあと、11月末近くには京都に向かったものだが、今はそういう時期ではない。友人たちにソウルで近場の和談の森でもどうかと誘うと、三人が応えてくれたので日にちを決めた。

 

何年か前、新聞紙上などでは見たことがなかったが、風のうわさでは昆池岩が人気だということだった。行ってみると、私だけ知らなかったのか行列が何列もできチケッティングしていた。

 

500メートルの山裾にそって登る道と紅葉と松の庭園が美しかった。散歩道は5キロを超えるというが、緩やかに作られていて平地を歩くようだった。それから毎年この時期にはこの道を歩いた。

 

ああ、韓国にもこんな森ひとつができたんだなあ。存分に作りこんだものだ。外国から誰か来たらここに連れて来ればいいと、感嘆し、感謝した。

 

LG具本茂会長が個人的につくったというが、全身全霊をこめた痕跡がところどころに見える。それをこうして誰もが見れるように公開してくれるとは、どれほど感謝すべきことだろう。少しだけ力を抜いて人為的というよりは自然にもっと寄り添っていたらと思わぬでもないが、惜しみなくつぎこんだ時間と費用、その苦悩と精誠は感嘆に値する。

 

二年、二つの秋をこえて訪ねたのは十月最後の日。青く澄んだ空に淡い鳥の羽のような雲が浮かび、空がどれほど深く高いものかを物語っていた。まぶしいほど真っ青な空を背景としているせいか、色とりどりに輝く紅葉の葉が見事だ。会いたかったと、起き上がってこんなに歩けるようになるとは奇跡だといいながら、私を迎えてくれるようだった。 

 

ここの紅葉は400種もの木々からなるという。2020年、一年をコロナで疲れ果てた人々であふれかえり、歩くのを楽しんだり、モノレールに乗ったりしている。

 

17個のテーマからなるというが、ある年には盆栽園ができ、またある年には白樺の森ができして毎年驚かされた。今度はこの季節にふさわしい菊の花百万輪を咲かせ、以前にはなかった7世紀百済時代の夫餘定林寺址の塔と、8世紀新羅の慶州法住寺の石塔などが見える。

 

高い山の尾のあちこちに道をつくり水をひき何種類もの木々を植え、とてつもない重さの岩石を持ち上げて移す庭園造成作業もすごいものだが、維持管理もそれに劣らないものであることを知るゆえに、「このたくさんの岩をどうやって移し、季節にあわせて百万輪の花を咲かせ、桜を植え、ありとあらゆる木々を植え、管理、修理して、いったいどれほど気を遣っていることだろう」とすみずみまで見回してそんなことをつぶやいていると、そばにいた後輩ががまんしきれないといったふうに「泉の水を飲んだらその泉をつくった人のことを考えろということですね」と応じた。

 

そう。私たちは国内でも海外でもたくさんのものを見たが、その背後の苦労にはあまり思い至らないことが多い。

 

くだり道で以前には見かけなかった和談の森という丸い案内板に、この森をつくった具本茂会長の顔が見える。

 

ずっと昔のことだ。

梨花女子大を卒業するとき受け取った6千名の卒業生の写真をおさめた卒業アルバム。親指ほどの大きさで、ぼやけた白黒で顔がはっきりと映っていないにもかかわらず、具本茂会長の父である具滋暻会長が息子の花嫁候補だと私の写真に十個も丸をつけたといって秘書とともに訪ねてきたことがあった。卒業したばかりで結婚など考えてもいなかったが、その後もその年老いた秘書は毎日私の家にやってきた。

 

その息子はその後しばらくしてアメリカから帰ってきて、私はアメリカに留学した。

韓国に帰国後、その頃そんなふうに話題になった人々にこの狭い都市で何かの集まりやフォーラムなどで顔を合わせることがあったが、具会長と会うことはなかった。

 

2018年、まだまだこれからというときに彼は逝き、こうしてこの上なく美しい森に自身を残した。

 

 

その彼の雅号が和談だ。

 

 

 


今年の秋の百万輪 菊  -  和談の森

 

  

  

 森を一回りするモノレール

 

  

松の木の庭園の岩盤 - 和談の森

 

年輪を重ね折れ曲がった松の木

 

 百済時代の定林寺址の五重塔と新羅時代の佛國寺の石燈

 

  

  

 

ドリット・レビンスタイン Dorit Levinsteinの彫刻、家族Family 

 

 

 

 

 

 

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