カルチャーエッセイ

본문

マギー

  • 비추천 0
  • 추천 0
  • 2019.09.27 17:23
                                                                   2019 9 19      

 李承信ので書くカルチャーエッセイ

 

 マギーの追憶

 

知人が昔の歌を送ってくれた。

"When You and I were young, Maggie"  

 

幼いころに聞いた‘マギーの追憶'(日本語タイトルは‘若き日の歌を') だ。実に久しぶりで、英語の歌詞がもの悲しく何度も聞きかえした。

 

私が覚えている‘マギーの追憶’の韓国語の歌詞とはちょっと違う。単純に愛する人の記憶を歌ったものだと思っていたが、オリジナルの歌詞とビハインドストーリーを聞くと、すっかり違う印象をもって近づいてくる。

 

ジョージ・ジョンソンは、トロント大学卒業後にジョンズ・ホプキンス大学で哲学博士として勤める中でマーガレット(マギー)・クラークと出会い、1864年に結婚してクリーブランドで暮らしたが、翌年すぐにマギーが他界してしまい、深い傷を負った彼は、カナダに戻って再びトロント大学の教授となり生涯を終えたというのがその背景だ。

 

新婚の時期に妻を失ったその心はいかばかりだろう。そうした背景を全く知らないまま、明朗にこの歌をうたっていたことが申し訳なくなる。

 

その年に歌詞が書かれ、翌年1866年にシカゴのジェームス・バターフィールドが曲をつけてヒットし、150年以上後の今日までアメリカでも指折りのPopular Songとして愛されている。

 

当時も今も、愛する者との別れは胸が痛むことだ。最近アメリカのTED講演で‘失恋’の心理専門家の講演があった。それによると、どうということもなくやり過ごしてしまう失恋の痛手がどんなに恐ろしい死のような病であるかを、さまざまな例をあげて説明した。別れ、死別であれ愛を愛し切れなかった者にはつらい時間だ。

 

Maggieの歌を聴いたら2人のことが思い出された。

まず母。

父の急逝から3年後にあふれ出た母の短歌は‘生き残った者の悲しみと苦痛、切なさ’が読者の琴線に触れ、日本でもその名が知られるようになったが、その短歌の一つが詩碑として日本に建っている。

 

もう一人は春にお会いした百歳になられるキム・ヒョウンソク教授だ。

80歳を越えるや親しい哲学3人組のアン・ビョンウク先生とキム・テギル先生に、もう歳も歳なのでときどき会って胸襟を開き合うのはどうかと言うと、キム・テギル先生曰く「そんなことをして誰かが先に逝ってしまったら、残された者がどんなにつらいか。そういうことを考えないのか。このままの方がましだ」キム・ヒョンソク先生はその言葉に感激したのか、講演のたびにこの言葉を紹介している。

しかし、それでも友人たちが一人また一人と逝き、残された自分は3年間本当につらかったという。

 

キム・テギル先生の言葉に私はもの思いにふけった。母とは太平洋を隔てて長く離れ離れであったし、多くを語り合うこともなかったが、死んで初めて短歌を通してその心に向き合った。父との愛の短歌を読み、思い出がたくさんあるのでこんなによい作品ができるのだなあと思ったが、それだけにその落差が激しく残された母の胸の痛みを思わずにいられなかった。

 

先逝きし君が幸せこの世での嘆き事らは誰が引受けむ -  孫戸妍

 

Maggieの作家は「私が、あなただけを愛していると初めて告白したとき、あなたは、私もあなただけを愛していると言った」という告白を小節ごとに7回も入れている。哀切だ。その心を常に抱き続けて生きたのか、再び恋に落ちたのかが気になりもする。ロマンチックな詞をたくさん残した彼は、まだ青臭い若者で、それゆえ愛の感性も豊かだったので、おそらく再び恋に落ちただろう。150年前の人を私は勝手に想像してみる。

 

母も静かにこんなことを言った。「私が先に逝っていたらお父さんは結婚してたかも」と。母の短歌に接した方々はよく「こんなにもひた向きに、自らの死の瞬間まで切々と愛する人がどこにいるでしょう。素晴らしい方ですね」といって母に感動する。

 

しかし、私は知っている。父がそうした愛に値する人だったからこそ、そうしたのだということを。

 

 

  When You and I were young, Maggie  

 

  The violets were scenting The woods, Maggie

  Their perfume was soft on the breeze

  When I first said I loved only you, Maggie

  And you said You loved only me

 

  The chestnut bloomed green Through the glades, Maggie

  A robin sang loud From a tree

  When I first said I loved only you, Maggie

  And you said You loved only me

 

  A golden row of daffodils Shone, Maggie

  And danced with the leaves on the lea

  When I first said I loved only you, Maggie

  And you said You loved only me

 

  The birds in the trees Sang a song, Maggie

  Of happier days Yet to be

  When I first said I loved only you, Maggie

  And you said You loved only me

 

  I promised that I'd come again, Maggie

  And happy forever We'd be

  When I first said I loved only you, Maggie

  And you said You loved only me

 

  But the ocean proved Wider than miles, Maggie

  A distance Our hearts could not foresee

  When I first said I loved only you, Maggie

  And you said You loved only me

 

  Our dreams They never came true, Maggie

  Our fond hopes were Never meant to be

  When I first said I loved only you, Maggie

  And you said You loved only me

  

 

             https://youtu.be/qXFcPV1CEzc

 

 

 

 












추천 0 비추천 0

트위터 페이스북 미투데이 다음요즘 싸이공감 네이트온 쪽지 구글 북마크 네이버 북마크

댓글목록


회원로그인
회원가입     아이디/비번 찾기