カルチャーエッセイ

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ホセ・カレーラス

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  • 2017.04.05 19:14

 

 

 
 

 李承信の詩で書くカルチャーエッセイ

                                                                                                      2017  3  5

 

  ホセ・カレーラスの A Life in Music

 

 

噂されているとおり今度が最後なら、実に歴史的な公演だった。ソウルでスリーテナーのひとり、ホセ・カレーラス(Jose Carreras)の独唱会があった。

 

長い冬の間あれこれとうまくいかないことで気を病んでいた。私に少し似ている私の父は、平壌出身で平壌で師範学校に通っていたときに校内オーケストラの指揮とともに First Violinを任されたことがあり、世界的な Violinist になることが夢だった。5人の子供たちを育てるためにその夢はあきらめたようだが、生涯世界中の音楽会を享受した。私を連れて行ってくれた音楽会の思い出の一つに世宗会館でのマリア・カラスの独唱会がある。チケットが高くて「お父さん、これは高すぎよ」と言うと、「背広を一着仕立てるよりはましさ」と言った。

 

音楽会に行くたびにそのときのことを思い出す。日本から帰国した後、気苦労の絶えなかった自らへのプレゼントのつもりであれこれ探していたらカレーラスの公演が目に止まり、父のことが懐かしく思い出された。高いチケットだった。

 

私が Three Tenor を初めて見たのは、ずっと前東京のTVでだった。なみなみとした音量に耳だけでなく胸の奥まですっきりとなり、3人のスターテナーを一度に聴き、目にするのは喜びそのものだった。1990年にローマのワールドカップから始まったスリーテナーは世界的なビッグヒットであり、SNSがなかった時代にもかかわらず世界の人々の心を一つに結ぶのに十分だった。

 

その後、蚕室(チャムシル)だかどこかの大きな野外で汗を流しながら歌うパヴァロッティを観、最高に美しいローマオペラハウスでドミンゴの美声とオペラの演技を観た。私は最初から三人のうちではカレーラス派だったが、舞台の掌握力やスケール、音量等ではパヴァロッティとドミンゴの方が引き立って見えた。

 

評判を聞くまでもなく、カレーラスから受ける印象は優雅、節制、敬虔だった。声楽はもちろん、どのような芸術分野であっても同じことだが、どんなに優れたテクニックと技術、才能があったとしても、そこから現れる格と暖かさ、優雅な節制、そしてその魂から滲み出す Holiness こそを私は最も重要なことと考える。

 

カレーラスの全身をぶつけてくる真摯さと誠実さには、最初からそれが見えた。白血病だという話を聞いて気の毒に思い、やせ衰えた姿で故国のオペラ舞台に復帰したとき、故郷のカタルーニャの人々が彼を肩車して行進したことと、ウィーンオペラ劇場で名誉のメダルを授与されたとき、40分間もの間観客たちが起立拍手をおくったという話に涙した。

 

京都の代表的寺刹である高台の上にたつ清水寺で彼が公演したという話を聞き、清水寺のステージ立つと彼の姿が浮かんだ。そんなカレーラスを今度は実際に目にし、聴くことになっのだ。

 

オーケストラの後ろの巨大なプロジェクターには世界的な指揮者、音楽家たちと共演したときの華やかな姿が映し出され、“The World's Best Loved Tenor”というタイトルが浮かんだ。ナイフの刃のように凛々としていた声は心配したように少し力がなく、高音の歌は避けていた。黒かった髪は白髪となり、自身の名を冠した白血病財団のために疲れきりながらもワールドツアーをしているのではないかと思われた。この前のソウル公演は喉頭炎のためできなくなったというし、声帯を大事にしてほしいとの思いから、公演の間中彼に向かって祈り続けていた。

 

しかし、彼は失望させなかった。2部となり、ソプラノ'ジチア'とのクラシックメドレーで力を見せ、最後のアンコールには6曲も応え、Core n Grato, Non Ti Scordar di Me などの珠玉のような歌に情熱をこめ、肉体と魂の全てをぶつけて観衆を感激させた。二度と見れないかもしれない世紀のスターテナーの公演の成功と、これからもがんばってほしいという応援の起立拍手が芸術の殿堂に鳴り響いた。

 

一分野で頂点を極めた人の姿は何かが違った。

縁側の古いピアノを弾きながら歌をうたった父がこの公演を観たなら喜んだことだろう。

慰められた。

 

 

 

 

 

3 Tenor, the World's Best Loved Tenor  -  ose Carreras 

 

 ホセ・カレーラス独唱会芸術の殿堂 ソウル   2017  3  4

 

  ホセ・カレーラスの音楽人生が映像で芸術の殿堂 ソウル  2017  3  4

  

  Jose Carreras  ' A Life in Music'  -   ソウル   2017  3  4

 

 

 

 

 

 

 

 





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