カルチャーエッセイ

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吉野山

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  • 2016.06.02 23:55

 

 

吉野山に千本の桜が咲けば                                                                                               2014    4   17

 

 

 

 吉野山に花咲けば

 

吉野山霞のおくは知らねども見ゆる限りは桜なりけり

               가스미노 오쿠와 시라네도모 미에루 가기리와 사쿠라 나리께리

,

 

日本の国宝とされている万葉集は、千年前の優れた短歌を集大成した本だが、そこに吉野山に関する短歌がたくさん出てくる。当時戦争に生き残った百済民族が飛鳥、京都に渡り、近くの吉野山を好んで短歌をたくさん詠んだようだ。

 

その深い歴史を全て知ることはできないが、1998年に母が天皇陛下の歌会始の儀に招請された後、日本の大学や国会の憲政会館等、何ヶ所かで特別講演をし、同じ年の秋遅く日本の高岡で開かれる万葉祭りに特別朗読人として招待されたことがある。

 

72時間休みなく2400名が万葉集の短歌一首を湖に浮かぶ船の上で詠みあげるのだが、人々が身につけた衣装や船の飾りは全て百済スタイルだった。

 

母は薄い黄色の韓服を着て、日本語とわたしが翻訳を手伝った韓国語で朗読しながら、ごく自然にちょっとした韓国の踊りをはさんだりしたのだが、それがその日のNHKニュースに何度か出て、それを見た昔の友人たちから連絡があったそうだ。

 

そのとき朗読した万葉集の吉野山の短歌一首が忘れられない。

 

母は一日に四回の透析が必要なので、わたしも同伴したかったのだが、特にどうということもないスケジュールでそうできなかったことが惜しまれる。没後に孫戸妍のドキュメンタリーを作ろうと日本に撮影に行き、高岡での母の足取りを追った。

 

何年か機会を伺ってはいたのだが、今度日本の友人が案内してくれるということで、吉野山に行くことになった。

 

韓国から1400年前に伝わった短歌を日本人心の故郷であると言い、万葉集についても事情は同じであり、吉野山に関する短歌が多いのも、そこを心の故郷考えていたからで、一生に一度は行きたいと願った。

 

しかし、いくら現代とはいえ、あちこちに散らばった百済の後裔たちが、現実的にその遠いところを訪ねてゆくのは容易ではない。わたしが今度吉野山へ行くというと、みな驚いた様子だった。

 

吉野山へは、まず東京から新幹線で2時間半、京都で乗り換えて再び2時間以上電車に揺られてゆき、さらに吉野山に上るケーブルカーに乗らねばならず、アクセスしづらい。登りついたところにはこじんまりとした村とホテルがある。

 

案内役の日本の友人(母娘)は、既に朝3時間もかけて東京のわたしのもとに来てくれたので、吉野山を案内するために一日中電車に乗っていたことになる。

 

吉野山の桜が有名なのは、山に登ると千本の桜を一目で見渡すことができ、またその桜が千年前の短歌によく登場するためだ。

 

友人が春の花の盛りに合わせて宿をとってくれたのだが、ほかは花盛りなのに宿のあるそこは山の上でもあり、まだ気温も低いせいで花盛りとはいかなかった。ちょうどよい見ごろに合わせるのは容易なことではない。

 

千本の桜を見ることはできなかったが、古典短歌によく登場する吉野山に登ったことに意味があり、山の麓を散策して見た細い桜は紫色のスミレと相まってとてもきれいだった。

 

母がここに来たかどうかはわからない。

しかし、もし来ていたら万葉集に出てくる数多くの吉野山の桜の話と、万葉祭りで自ら朗読した愛の詩を思い浮かべて歓喜にひたったことだろう。そして、日本で評されたように、蚕が絹糸をつむぐように無数の素晴らしい短歌が生まれたことだろう。

 

古風なホテルの窓の外に、東京や京都をはじめ日本のどこでもたくさん見られる、桜の根源地であるこの地の名を冠したソメイヨシノの薄桃色の桜の花が群れて咲いているのが見える。

 

 

 

         요시노산길에 계속 내리는 비를 맞으며 걸었네 계속 떠오르는 그대처럼

 

                                             만엽제에서 손호연 시인이 한일어로 낭송한

                                                                    만엽집의 작가미상의 단가  

 

 

 

 

 

一目千本  一目で千本の桜を見渡せる場所 – 吉野山  2014   4  3

手前の山から向いの千本の桜を見おろす。他は絶頂なのにここは高い山なので、まだ咲ききていない。

山の麓では春の花が咲き、修学旅行の学生たちが見える。

山の入口、その下方には道沿いに小さな花が咲き、遠くからきた観光客を迎える。

一目千本  千本の花を見渡す地点にて、まだ咲き切らない千本の桜を眺める - 2014   4  3

 

 

 

 

 

 


 

 

                                

 

          




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