カルチャーエッセイ

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同志社大学にて

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  • 2015.07.13 09:15

 

 

同志社卒業式の日 チャペル前の梅  -  2015  3

                                                                                                                        2015  4  29

 

 

 同志社大学にて

 

 

 

勉強というものは、やるべきときにやっておくものだ。

30余年ぶりに大学で再び勉強しながらそう思った。

 

過去の経歴で適当に客員教授の座を得て、あちこちと通いながら文章を書くこともできるかもしれない。

しかし、韓国の客員教授は日本やアメリカでゴルフや旅行に忙しく研究をしないという噂もあるので、勉強する学生でありたい。

 

それにしても私が同志社大学の最高齢学生として、12課目12教室を移動し、

12人の教授に会って日本語もよくできないくせに、日本の大学でこんなハードなコースを毎日することになろうとは思わなかった。

 

韓国で大学に通ったときのこと、アメリカのジョージタウン、

シラキュース大学院に通ったときのことが思い出され、

西洋と日韓の全く異なる雰囲気を心の中で比較してみる。

 

零下10度だったソウルの3月を発ち、日本を隣の家であるかのように考えて到着すると、いつも春ごとに驚かされるが桜が満開だった。

ソウルの日常に追われ、勉強も心の覚悟もできないまま、

何冊かの本と何着かの服だけをもってきて、外国人登録、健康保険、健康診断などなどに加え、小さな自分の部屋にも生活必需品をそろえねばならず、並大抵のことではなかった。

 

そうこうするうち、はるか以前、小学校に通ったときのように4月初めから学期が始まった。

登録手続き過程における実力チェックのための最初の試験とインタビューのときから、私は多少は心得ていると思っていたはずの日本人のこまめさと綿密さ、

そして相手に対する配慮と礼儀にとても驚かされた。

 

一例として、試験のとき、眼鏡を家に置き忘れてきて

許可を得て帰宅し眼鏡をもって戻ってくると、私だけ単独で試験を受けることになった。二日目にインタビューをもう一度することになり、試験の成績に影響がありはしないかと心配したが、対話は眼鏡のことから始まった。平時の目と今の目とについて語ってみよと言う。

私はこれまでずっと目はよかったのだが、約2年前から文字を見るのに拡大鏡を使うようになったというそれだけのことに過ぎないのだが、それに関する質問が何段階にもわたった。

 

教室での勉強もとても細かくディテールを疎かにしない。

 

教授の立場から学生に何かが必要であると思えば、それに関する資料を探し翌日には手渡してくれる。実際私はそうされて、その鋭利な目にまたもや驚かされた。

 

このように幼い頃から受けた彼らの教育が、日本の昨今の政治と世界外交戦略の緻密さの土台にあることを思わされた。

 

久しぶりに集中しなければならない勉強はもちろん、ろくに日本語もできない人間がクラスごとに異なる性格に接し、毎回試験にクイズに宿題にと苦戦しているが、それでもその内容は面白い。分別のある歳になってから来たせいだろうか。

 

7才で始まった幼い日の勉強は、ただ無条件に年齢に従って、ついていった感じだった。その醍醐味も知らず、毎年学年が上がり、大学にも行き、直ぐに嫁入りというわけでもなかったのでアメリカ留学を選んだ面もあるかもしれない。

 

文学作品に出てくる京都のかの有名な加茂川の川辺がすぐ前にあり、市場もすぐそばなので、部屋の位置はいい方だが、日が当たらずに狭苦しい。7分ほど歩いて大学にさえ足を踏み入れればキャンパスには日があふれ、この大学の象徴である梅と美しい姿のさまざまな桜が、いつでも私を明るく迎えてくれた。

 

100年以上も前に建てられた古色然としたレンガのチャペルのそば、我らが詩人尹東柱と鄭芝溶の詩碑に刻まれている詩は、私を常に粛然とさせる。

 

こんなハードコースを選ばなくても、その深い歴史と信仰、文化の気があふれあふれこぼれる、その真ん中に立っているだけでも、たくさんの悟りがあるはずだ。

 

日本語を基本として、作文等を選択しているが、文章表現の最初時間、笑顔にあふれ謙譲を備えた女の先生の最初の一言が「皆さん、心の地図というものを聞いたことがありますか。心の地図を持ってください」というものだった。

 

心の地図私はその言葉に深い感銘を受けた。

 

これまで何かしら知ているつもりで教えようとしてきたのに、こうしてまだ青い青年たちとともに新しい学びに新しい視角で接してみると、考えも変わり人も変わるような気がする。

 

ソウルを発つ少し前に、フランスの国民医師であるDr.サルドマンと話をする機会があった。

 

健康と幸福には食べ物、運動、愛、信仰等のさまざまな要素があるが、それにも劣らず重要なのは、新しい視角、新しい仕事、新しい人生、新しい国に踏み出すことだと言った。慣れ親しんだものとの決別だ。

 

終わりなき日常に躊躇いつつの出発だったが、緊張の最中にも新しい人生が見えるようだ。

 

 

 

 

                     花の陰あかの他人はなかりけり    

 

                                                                                       小林一茶

 

 

 

 

 


私が勉強している同志社の四つの建物のうち最もよく出入りする弘風館

    同志社大学卒業式、男子学生はスーツ、女学生は袴を着る。


 数十メートルの高さと太さの真っ白な枝垂桜が地面すれすれに -  2015  3  21


同志社のチャペル前の八重桜、ほとんど散ってしまったけれど、最後まで色濃い姿  -  2015 4 20 

 

 

  

  

 



 

 

 

 

 













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