カルチャーエッセイ

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私はなぜ ?

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  • 2015.04.28 20:41

 

 

 

 

                                                                                                                                                          2015   4  5

 

                                                 

  私はなぜ京都に行くのか

 

 


この文章を旅立ちの朝までにお送りしようとしましたが、仕事に追われて果たせず、京都に来てやっと残りを書き継いでいます。

 

私が20余年のアメリカ生活を後にしてソウルに帰国してからも20年が過ぎました。韓国放送のバーバラ・ウォルターズ Barbara Waltersになってほしいという政府の熱心な誘いを断りきれずに帰国することになり、私が企画した時事報道番組がKBSをはじめたくさん放映されました。思いもよらないよい出来事やもうお手上げといった困難もたくさんありましたが、今となって記憶に残っているのは日常のとても些細なことどもです。

 

帰国後、向こうから誰かが私に向って歩いてくれば、アメリカでそうしていたように微笑みかけるようにしていました。相手は表情には出さずに「知ってる人だったっけ」とでも言いたげに振り返ります。世の中を少しでも明るくしようと、意地になって微笑続けましたが、10余年が過ぎると、知っている人以外には無愛想な環境に私も根負けし、微笑が消えかけていました。

 

会う人の誰もがレディである私にまず歳を尋ねます。しかも一日に何度も。今でもそうですが、なぜそんなことが話題になるのでしょう。一行の詩よりもさらに短なこの人生に焦点を合わせれば、交わすべき対話がどれほどたくさんあるかしれないのに。

 

こうした例をあげればきりがありません。私がもっとましな方向へと導かねばならないのに、知らぬうちに私も染まってきたのかもしれません。

 

仕事と日常に体と心が押しひしがれてきました。田舎と近くの隣国をよく訪ねました。そうして20余年が過ぎてみると、私のようにアメリカから来た人たちがまた戻ろうとし、私にも戦争のない平安な国にすぐ戻りなさいと言ったことが思い出されます。似通ってゆく感性を充填し、傷ついた感情を解きほぐすには、今私も前進しなければならないと思いました。

 

普通ならそろそろ故郷を思う頃ではありますが、韓国には私が創造した仕事も増え、かつて住んだワシントンに15時間以上もかけて往復しようとすれば、それも一仕事です。

 

過去10余年間によく訪れた日本のことを考えました。スピーチや詩の朗誦会、講演等のために行きましたが、長期滞在したことはありませんでした。アメリカ通である私がメディアに出た私の日韓関連の文章等により、日本通として誤って知られてもいます。

 

いっそ日本と日本の社会を奥深くのぞき込むのはどうだろうか。顔つきも似通い、重なる祖先を持ちながら、なぜこうもガタピシし続けるのか。日本語でスピーチするときも、日本語で二冊の詩集を出すときも、この李承信のカルチャーエッセイを日本のファンに送るときも、翻訳は他の方に頼み、私が監修してきましたが、日本で一日も勉強したことがないことが、いつも心にひっかかっていました。

 

まして、文学という芸術の核心で日韓関係を昇華させようと生涯努力してきた母や私にとって、最悪の状況となって久しい隣国との関係が、心痛む出来事でないはずがありません。

 

日本の宝である万葉集の故郷にして千年の都である京都に行くと、天皇陛下の邸宅である御所のすぐ横にある最高の私立名門大学である同志社大学に寄り、150年の歴史をもつキャンパスをよく散歩しました。昨年の春、このクリスチャン大学に初めて建てられた建物である美しい赤煉瓦のチャペルをながめていると、見知らぬ日本人の教授が目の前の梅の花を指さし、「美しいでしょう」と言うので、「こんなところで勉強できたらどれほどいいでしょう」と答えると、私をどこかへ連れて行き、気がつくと一抱えもある申請書類を抱えていました。

 

それから1年後、合格通知が舞い込み、何が正しいのかわからないソウルを体一つで抜け出し、昨日、今日と試験を受け、件のチャペルのすぐそばにある韓国の国民詩人尹東柱と鄭芝溶の詩碑の前に、今こうして立っています。70年前の日帝時代にこの大学に通った二人の偉大な詩人の魂を受け継ぐという意味では大いなる喜びですが、しっかりとついて行けるかどうか緊張しもします。

 

詩碑のそばには韓国の無窮花が植えられており、私の頭のずっと上の方ではちょうど億万個の桜のつぼみが、巨大な宇宙の傘のように丸く広がり私に向って花の爆竹のように綻びています。

 

恐れ気もなく来て、今になってちょっと怖気づいていますが、柳寛順の後輩らしく、毅然としてやり遂げることができるよう祈るばかりです。

 

感動のない日韓の首脳を眺めるだけで、変われ変われと言うのではなく、実際にこうして来て体でぶつかって見れば、隣国との関係にも何か端緒が開けるかもしれません。また、遅ればせながらの勉強だけに、この歳で充填と自身の深い内面に向き合う機会を得ることは人生でも稀なことに違いありません。 

 

三、四日の滞在と長期の滞在ではやはり違うものですね。

 

どうかたくさんの励ましとご声援のほどを。

 

 

 

   家の前を流れる鴨川

   その川面に映る白い半月

 

   浮かび上がる置いてきたお前

 

   長い冬 待ち続けた

   花は咲くのに

 

                     

                    


 

 

 

同志社大学の象徴である梅の花。建物はみな日本の文化財 - 2015 3 27


 キャンパスにある四つの建物のうち、最も多くの授業がある弘風館 




祈祷  – 同志社大学チャペル   2016  3
 

彰栄館を背に卒業式の日  -  京都同志社大学   2016   3


 

 

 

 

 

 

 

 

 











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