カルチャーエッセイ

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韓屋ものがたり

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  • 2015.02.06 18:32

 

     建築学概論の韓屋

                                                                     

  

韓屋ものがたり

 

                                                                                                                     2015   2  9 

 

 

映画建築学概論のメイン空間である韓屋を公開するという記事が最近マスコミに出て、私の名前が挙げられていることもあり、ビハインドストーリーを整理してみます。みなが感動した映画の中の純粋な愛にフォーカスが合わせられるべきであり、私の名前が出ることは本意ではありませんが。

 

何年か前、念願だった執筆のための小さな部屋を近所に探しました。最近では西村探訪に人が来るようになったとはいっても、江南に人が流れて行ってしまってからというもの市内中心街のソンビ(士大夫)の町が庶民の町になってしまい、雰囲気のある建物ひとつ見かけなくなりました。私が長く住み暮らした古宅の韓屋が道路拡張のため取り壊されてしまったことが名残惜しく、どこかに韓屋でもないだろうかと意識するようになりました。韓屋は遥かに詩的だとも思いました。しかし、不動産仲介業者たちは三十坪ほどの物件でも潰してはビラに作り変えて売ってしまうので、残っているものは傷んでいるものばかりでした。

 

三十年間毎日路地を抜けて仁王山に水を汲みにいくことを日課としていた人当たりの良い老夫婦が幸せに暮らしていたという二十坪の韓屋があり、老夫婦が出たくないといっていたことが気にかかりながらも、借金をして買い求めはしましたが、修理が並大抵ではなく買い求めたことを後悔し、家からすぐそばであるにもかかわらず足が向かわず、ずっと空家のままでした。

 

ある日、その空家で映画を撮りたいという申し出がありましたが気が進みませんでした。以前、道路拡張のため切り取られた弼雲洞の家を建て直したものの、IMFの影響で二年間も借り手がなかったので、芸術空間The SOHOを建てたところ、やはり映画やドラマの撮影依頼があり、実際にそこで映画やドラマをたくさん撮りましたが、そのたびに家を粗雑に扱われた経験があるからです。

 

大切に扱うと言うので、二ヶ月間貸しはしましたが、映画のタイトルも覚えられなかったので、撮影現場をのぞくこともしませんでした。しかし、後にその映画が話題作となったため、私もついに映画を観にいきました。

 

よくある話だと思っていたら後半にはどんでん返しがあり、私も涙を流しました。たくさんの人々が映画の中の純粋な愛に感動し、自身の初恋を思い出しました。

 

小さな韓屋は、実際にそうであるように空家として描かれ、みずみずしい心を分かち合うことになる大学新入生の二人が、きぃっと門を開けて入り、当時ヒットした展覧会の歌を聞きながら、「初雪が降ればここでまた会いましょう」と約束します。純粋なイメージの俳優スジはかわいい花瓶をそこに置いて慈しみ、初雪の日に約束通りそこで相手を待ちますが。見ていない人のためにストーリーを明かすのはここまでにします。

 

映画では15年前の思い出と現在の場面が交差して、現在の家として男性主人公のオム・テウンが済州島に家を建てる場面が出てきますが、やはり、この映画のテーマである純粋な愛の記憶が込められている核心舞台は、驚いたことに詩人の目で選んだこの韓屋でした。その哀れな愛を言葉で表すことはできませんが、韓屋での愛の思い出はロミオとジュリエットのイタリア、ヴェローナをふと思い出させます。

 

ところで、当の私は何の考えもなしに空家にしているのに、インターネットにその韓屋へのアクセスが出ているとか、修理が終わればカフェになるとかいう噂が耳に入ってきます。西村祭りが開かれ、大きな垂れ幕に四人の俳優の写真と建築学概論撮影地とまるで西村の自慢でもあるかのように書かれていて、そのことにも驚かされました。

 

普通、映画は公開後いくらもしないうちに忘れられてしまいますが、この映画はマスコミで連日話題となり、クラシック映画になりつつあります。

 

西村いう言葉もなかった住宅街に新しく建てた弼雲洞の家でしたが、借り手がないのでしばらくして複合芸術空間に改造し、文学館・美術館として活用しながら、国内初のフレンチシェフを置いたレストランも備え、詩の朗読会や文学行事、クラシックコンサート、美術展示会、オリジナルナンタ(韓国を代表する太鼓パフォーマンス)公演、舞踊、講演、セミナー等のイベントを、この焼け野原のような不毛の地で十八年間続けてきました。

 

諸分野の芸術を同時に繰り広げ、文化芸術コンテンツ企画と、最近の言葉でいういわゆる創造経済を率先して行ってきましたが、最近一年に三冊の本を諸言語に翻訳して出版したので、一年間の安息を得るつもりで、既に何か月かが経ちました。

 

そんな中、その韓屋を見せてほしいという人々の願いをまだ修理中だからと断り、日本でも上映されて話題となった映画をみて日本から訪れたファン80名がオム・テウンとのファンミーティングをしたいというのさえ首をふらずにいるのですが、何かのはずみでわかりづらい路地にあるその韓屋を見つけた人を私が案内すると、あの映画の中の初恋シーンをまるで自身のそれであるかのように思い、門に足を踏み入れながら感激していました。

 

歌人である母のラブストーリーを書いて出版しましたが、その実話True Storyを誰も知ろうとしないので、仕方なく二十余年間、私が世界にそれを知らせてきました。しかし、大衆がフィクション、作り話としての偽のラブストーリーにすっかりはまってしまうのを見て、映画の力がどれほど強いかを実感せざるをえず、一瞬悲しくもありましたが、改めて考えてみると、この世知辛い世の中にあってもそのような愛の話を描き、切なさに胸をときめかす心が私たちの中に依然としてあることを発見し、この世は滅びるばかりのように見えても、私たちには希望があることに感謝し、感激するばかりです。

 

そうして、隠された路地にある皆が見たがるその韓屋を二年余に渡って修理した後、それを独り占めするのではなく、映画の中のあの愛の機運と、その韓屋を選び多少の執筆をした詩人の心の奥深くにある愛の一片を、世の中がどれほど変わろうとも愛を愛することをやめない人々のために分かち合いたい心で、幻想の中のあの愛の家を韓屋体験文化空間として公開することになりました。

        

 

 

 

                              

                                    私たちはみな誰かの初恋だった

 

  

 

 

 

 

 

 

 

                                                      鍾路区 下洞 103   水聲渓谷横の路地

 






 

 

 

 

 

 













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