カルチャーエッセイ

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圓德院

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  • 2017.05.28 23:17

 

 

                                                                         

 
 

                                              ねねの圓德院

 

 

京都の魅力と歴史、伝統が薫る道のひとつがねねの道。祇園に近い東山にある比較的短い道だが、古い石が敷かれた愛らしい道で、その道はいつも世界からきた観光客で混んでいる。

 

花の季節にはその道にそって桜が咲いて美しく、そこから韓国でいえば仏国寺ともいうべき観光客であれば誰もが訪ねる清水寺に上る二年坂、三年坂に続く。道の両脇に茶店やあれこれと可愛らしい店が並んでいるが、ここに世界中から観光客が訪れる理由は何といっても豊臣秀吉の菩提寺である高台寺があるからだ。

 

高台寺は正確に言えば、豊臣秀吉の死後、その正室だった夫人が亡夫の菩提を弔うために建てた庭のある寺院だ。豊臣秀吉がそこに住んでいたかのように言う人もあるが、豊臣秀吉がそこに住んだことはない。日本の歴史を少しでもかじったことのある人であれば豊臣秀吉の名声を知っているはずであり、諸堂と丘をうまく活用した美しい庭園をもつ京都の由緒ある名所なので世界中から観光客が訪れることになる。

 

この寺院を建てた正室の名前がねねなので、その名にちなんでねねの道と呼ばれている。昨年からはその道脇に豊臣秀吉夫妻がカラフルに描かれた風刺画のポスターが貼られているが、そこには世界初の女性建築家ねねと書かれている。16世紀初め、これだけの規模の寺院と庭園を造成した女性だけに、あながち誤った表現でもないだろう。

 

その道の向い、高台寺の真向いに規模では比較にならないほど小さく慎ましい圓徳院がある。ねねがその晩年を過ごした高台寺の塔頭のひとつだ。高台寺への入場料は600円、ねねの棲家であった圓徳院と美術館までを含めると900円に割引になる。京都は見どころも多くスケジュールの都合もあって圓徳院に寄らない人もいるが、私は割引チケットをもって必ず両方とも立ち寄って観るようしている。

 

それは初めて圓徳院に訪れたときのことだ。1592年に朝鮮を侵略した豊臣秀吉だが、亡夫のために祈るねねの真心はけなげだ。あれは11月の終わりごろだったろうか、高台寺の広い庭園を歩きすみずみまでそのディテールに感嘆した後、手にしたチケットにその名があったのですぐ前にある圓徳院にも入った。

 

もうたくさんの庭園見慣れていたので、入にあるこじんまりした枯山水庭園をちらっと廊下をわたり、古部屋を急ぎ足で過ぎた。そこから少し行くと最後に縁側のある広々とした畳の部屋にいたるのだが、ああ、そのとき目にした中庭の赤い紅葉が夜の照明に照らされた光景ときたら、まさに神秘そのものだった。まってしまうかとった塀のすぐ外は世界中から訪れた数知れない観光客たちがひしめき歩くねねの道なのに、塀の中ではわずか何本かの木と岩の小さな庭園が太古の静けさを深く呼び覚ましていた。その場にしばらく座っていた。塀の外に向いの藍色の夜空を背景に高台寺の木の葉が見えた。

 

かの有名な高台寺の庭園を見て、チケットのすみに書いてあった脇役級の建物をおまけに見るくらいのつもりで、何の期待もしていなかったからかもしれないが、それ以降、高台寺を出るとそのときの驚きが忘れられず足は自然と圓徳院に向かうようになった。で見ていないものを想像することは難しい。他の寺院を一緒にまわった方に圓徳院で見た光景を説明しても何のことやらという顔なので、11月末ごろその目で確かめることを勧めた。

 

短歌歌人の肖像画と短歌一首をそえた36個の額がかかっている小さな部屋もとても印象的だ。いつか皇居に火が出たとき天皇が何日かを過ごしたという青蓮院と歌人の庭園といわれる詩仙堂にも36歌仙の肖像画と詩がそえられた額があるのを見たが、どのような遺跡よりも人間の心の核心を表現した詩を残すことのほうが、後々最も尊い遺物になるだろうと思う。

 

屏風のようにめぐらされた緩やかな稜線の東山を背景とする明るい場所に高台寺と圓徳院を建て、17年間祈り続け世を去ったねねの痕跡を見ると、彼女が品格のある女性詩人であり、芸術家であり、建築家だったことが分る。

 

ねねは千年の首都京都の最も魅力的な道にその名を残し、世界中から訪れる観光客たちはねねの歩いたその石の道を歩きながら、その名を胸にきざみ、400年もの昔愛したひとりの男のために優れた建築と庭園を捧げて祈ったひとりの女性を自然と思い浮かべることになる。

 

  

 

 

 

 ‘ねねの道’ -  京 都 東山   2017  4  8



 

                                                   ‘ねねの道’ -  京 都 東山   2015  5  30

 

春の內庭園  –  京都 徳院   2017  4  7 

 

 春の庭園夜景  –  京都 徳院   2017  4  7 

 

徳院入り口の秋 枯山水の庭園   –  京都  2015  12

 

  36人の短歌歌人の短歌と歌人の肖像画の額がかけられた部屋  –  京都徳院  2016  4

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







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