チャペル
私は京都の同志社大学がクリスチャン大学だから来たわけではない。
1875年、140年前アメリカのボストンのアンドーヴァープレップスクール、 私はできるだけ毎日行ってはお祈りした。
チャペルのすぐ前には、この学校の象徴であり新島襄の哲学でもある梅の木が4本立っており、
ところで、3万余名もいる同志社の学生は、
同志社の学生がその学生時代に礼拝に出て、聖書を読む機会をもてたらいいのにと思う。 彼の生前の足跡を訪ね歩く巡礼客も多い。
私が通った梨花女子中学校は、聖書勉強の時間と朝ごと露天劇場で3千名の礼拝があった。 教授たちが順番に司会をつとめる礼拝に参席しなければ単位がとれず卒業できなかった。
学業に忙しくて時間がないとか、宗教は自由だとか、 同志社大学の勉強量が多いのは事実だが、人生を長くみるとき、大学時代に知識を詰め込むことも重要だが、
善なる心の持ち主の多い日本に、クリスチャンがわずか1%で、
私は韓国のクリスチャン学校の影響でその後クリスチャンになった。人間には限界があり、 生きてみれば壁にぶつかり、いつかは神を求めるようになる。少なくとも同志社大学を出た卒業生は、 新島襄のその素晴らしい精神を受け継ぎ、
人間関係が重要だとはいうが、神との関係も重要だと思う。
真理は寒梅の似し敢えて風雪を侵して開く 新島襄
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一学期、期待以上の多くの時間を費やし、科目ごとに学期末試験を終えました。 さまざまな文章のテーマを自ら定めて書き、それを賛成派と反対派に分かれて討論もしました。 その文章のひとつをここに移します。
同志社大学の象徴であるチャペルの前の4本の梅の木
2月の寒さの中で咲いた梅の花に実った真夏の梅の実 - 2015 7 11 日本重要文化財である同志社のチャペル側面 - 2015 7 9 チャペルの前、新島襄の‘梅花’の詩碑。写真右には尹東柱の詩碑も - 2015 7 2
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李承信 詩人、エッセイスト、孫戸妍短歌研究所理事長 著書 – 逆さに回る時計、慰めと悟りの旅路、
息をとめて, 沖縄に染まる、あなたの心で花は咲く、他多数