カルチャーエッセイ

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直島の空

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  • 2014.12.23 21:40

 

 

   

                                                                                                                    2014   12   8 

                        

 直島の空

 

 

失望させなかった。

島全体が美術館となった直島は。

 

日本の四国地方の島である直島については、廃村が一建築家による地中美術館の建立と家プロジェクト等により、世界から多数の観光客が訪れるようになっているという記事やコラムや動画を見てはいたが、今回香川県の補助金を少し受け取ることができ行けることになった。

 

韓国よりも気温もずっと暖かく穏やかなのに、日本人は突然寒くなったといって小走りだ。私は四国は初めてだが、飛行機に乗ったと思ったらすぐに降り、目に入る風景が韓国の南島のどこかのようで外国という気がしなかった。

 

日本建築の伝説となった安藤忠雄の名を私が初めて聞いたのは、70年代にワシントン市内の国立美術館によく通っていたとき、美術館を建てた中国系の世界的建築家イオ・ミン・ペイ(IMPei)とともに、日本で高校しか出なかった建築家がハーバードで建築学を教えているという話を聞いたときだ。

 

それから十年以上後、元果川国立美術館で彼の展示があるというので、美術館の中で建築の展示とはいったいどういうことだろうと思いながら出かけてみた。新鮮な衝撃だった。彼の特異な哲学をうかがうことができ、何よりも面白かった。

 

ソウルであった彼の講演はチケットが高額であるにもかかわらず売り切れて行けなかった。彼の事務所があるという大阪に行くたびに、彼を一躍有名にした光の教会、水の教会を訪ねようとするが、タクシーで行くには市内から遠すぎるといわれ、時間の関係からいつも行きそびれ、次の機会に次の機会にと思いながら未だに行けずにいる。

 

打放しコンクリートによる彼の壁は、韓国のあちこちでそれに倣ったものを見ることができ、済州島でも彼の作品を見た。NHKで現在携わっている中国プロジェクトだけでも六十個だと語っていた彼を見たことがあるがそれだけで、まだ会ったことはない。

 

苦労して育ち、ボクシングのリングにまで上がったこともある。進学できなかった若き日にひとりヨーロッパに渡り、建築を見て歩いただけなのに、逆境を乗り越えプリッカー賞を受け、世界的な建築家としてそびえ立つ彼の人生とハングリースピリットに、日本人は歓声を送り、中国における人気も高く、韓国でもかなり知られている。

 

高松に降りると目の前の海には無人島も含めて数千の島がある。一時間船にのり、そのうちの一つ直島に着くと、草間彌生の巨大な鉄製のかぼちゃが私を出迎えた。

 

島には仕事がなく住民たちがも去り廃村になっていた。近くの岡山が故郷の日本屈指の教育グループ、ベネッセホールディングスの福武總一郎会長が直島の土地を買い上げ、安藤忠雄と手を取ってベネッセハウス美術館作ったのが二十二年前。その後モネの作品(睡蓮)五点と、アメリカのジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアという三人の作家の芸術のために地中美術館を建てたのが十年前、二〇一〇年には韓国の作家禹煥美術館も誕生した。

 

公衆銭湯にはI LOVE YOUと書いて貼ってあるが、それが設置美術になっている。YOUは沸かした水を意味する日本語の()に通じる。作品となった銭湯には実際に入ることもできる。ソウルに来た日本人たちが垢すりをするのとは発想が異なる。

 

空家のあちこちに列ができているので、ある一軒に入ってみる。これはまったくの暗闇の中に手探りで座り、目が慣れてくるのを四、五分待って、真っ暗闇とばかり思っていた真空のような濃い紫色の光の中をわずかに歩くというだけのもので、あっけないといえばいえるが、個人によって感じ方の差は大きいだろう。タレルのいくつかの光の芸術作品によって、暗闇

と恐れというものは本来存在しないものであることを私は悟らされた。

 

彼方に小さな島々が見える海辺には、刺身の店や地元の有名な讃岐うどんの店一つくらいがあってもよさそうなものだが、看板一つ見えない静かでことあたらしくもない自然そのままの海に建築と作品がよく似合い、瞑想と思惟にはもってこいだ。

 

どうかしたおりに見上げる都市の空を当然のように思っていたが、高い天井に丸くあけられた制限された空を、熱のまわった暖かな石の丸いベンチに座って見上げると、感じがずいぶん違った。西洋人、特に芸術の国であり日本と共有するものもかなりあるように思えるフランス人たちが多く見かけられるが、初めて空を見たとでも言うように、無心に見上げてヒーリングしていた。

 

三年ごとに周りの十二の島瀬戸内国際芸術祭が開かれており、小豆島と直島を二日で急ぎ足にまわり、讃岐うどんの一杯も口にできなかった短な日程だったが、節制されたた余韻があった。

 

千四百年前、数多くの寺と建物を建築した百済が滅んだ際、全滅を免れた人々が日本の飛鳥、大阪、京都地方に定着したというが、安藤忠雄はおそらく百済の匠、安氏の末裔かもしれないとも思った。

 

建築は地球の姿を変えてしまう偉大な芸術だ。

直島の建築はその隠された肌の中にあった。

 

 

 

 

 

                    まあるい空があった

                    初めて見るように

                    土の中から見上げた

 

                    その空が

                    モネの芸術と

                    私を見おろした

 

                      

 

 

 

 

 

 

 

 

銭湯, I  you   アイラブ -  2014  11  18

   

安藤忠雄Musium 入口  –  香川県 直島   2014  11  18

 

南寺。 ガラス階段が地下洞窟に続いている。設置美術 

 

安藤忠雄の力作、地中美術館  ~  直島   2014  11  18

 

   草間彌生の鉄製 'かぼちゃ'  –  香川県 直島   2014 11 18

  

 

 

 

 

 


                 







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