본문

トランプ大統領

  • 조회 1877
  • 2017.03.02 22:45
  • 문서주소 - http://leesunshine.com/bbs/board.php?bo_table=esjp_essay&wr_id=183

 

 

 

 

                                                                                                                        2017  1  23

 

    希望の紐を握り締め

 
ついにトランプ大統領がアメリカの大統領になりました。トランプ時代がついにその幕を開けたのです。

 

就任式に招待され、20余年間をそこで暮らしたワシントンに向かいました。韓国のろうそくデモと同じ時期に、選挙結果に落胆してアメリカの諸都市でデモが起き、カナダに移民するという列ができ、‘He is not my President’と叫びながらアメリカが二つに裂かれています。

 

アメリカの開放性と民主性、そしていざというときには大きな葛藤を抱えながらも互いに連合して抱擁し合える、その偉大な精神を信じる私は、一抹の希望を抱いて祈るような思いで、ワシントンにいたころテレビでだけ見ていたアメリカ大統領就任式にやってきました。

 

韓国の野党が THAAD 問題で中国を訪問したことに反感を抱いたトランプが、韓国は就任式に招請さえしなかったと噂されましたが、韓国の状況はよその国の大統領就任式に出かけられるような状況ではないでしょう。国のリーダーや政府の状況はもちろん、安保に劣らず重要な経済問題のため当然飛んでくるべき大企業の総帥たちも、特別検察のため身動きもできないのですから。

 

この急を要する時期に、常日頃国と国との葛藤には、感動のない首脳会談よりも民間次元の交流の方が遥かに重要であると考える私は、同行者5名とともにアメリカ国会の招請状をもって就任式が開かれる1月20日、国会議事堂に行きます。

 

小雨が降りましたが気温は12度と暖かく、昨夜の祝賀舞踏会では大騒ぎだった市内は落ち着いて静かでした。現場はオバマ大統領のときの何分の一しか集まらなかったといい、反トランプデモ隊が警察と対峙していました。

 

トランプはホワイトハウスのすぐ前の迎賓館 The Blair House に滞在し、そのすぐ横の St. John's Church で礼拝をあげ、ホワイトハウスでオバマとお茶をし(トランプが朝10時にホットチョコを飲んだというのも特異です)、就任式会場に到着しました。

 

カーター、クリントン、ブッシュ、オバマの4人の元大統領が座り、トランプとペンス副大統領が入場します。就任式はトランプの母が1955年の日曜学校卒業のときに息子にプレゼントした聖書と、リンカーン大統領が書いた聖書の二冊を重ねた上に手をおいての宣誓、そして就任の辞と続きます。

 

オバマの就任の辞と彼の数多くの名スピーチと比べてではなく、トランプ大統領の 16分間の演説は、もう一度一つになろうという Unityもなく、人類の未来に向かってのビジョンと哲学もなく、ソウルから14時間も飛行機に乗ってきた私はちょっと失望させられました。‘われ等の仕事場と夢、富wealthと国境を元通りにする。America First アメリカ優先’と宣布し、この日は世界が未だ見たこともない歴史をなす最初の日になるだろうと大言壮語しました。

 

大統領選挙のときは、まずは当選するために誇張もしポピュリズムを見せることもあります。しかし、少なくとも私が知るアメリカは、全世界が見つめている就任式で傷つき、裂かれた人々をみな抱き寄せる偉大な包容力を見せました。だからこそ癒され再び立ち上がる力を得、感動の坩堝となって世界を引き寄せたのです。 

 

しかし、この就任の辞は彼を支持する人々のためだけの演説であり、キャンペーン演説と変るところがありません。いえ、さらに強硬になりました。殺戮、荒廃として閉鎖された工場、狼狽する教育、犯罪、銃器、麻薬等の暗く否定的な語彙を使い、政治経験が全くないと評される彼は、全ての政治家たちを十把一からげにどなりつけました。

 

Empty talk ばかりだという非難には、感動の演説で有名なオバマを自称するつもりでしょうか。実際に後で画面でみたオバマを始め4人の元大統領の顔はゆがみ、侮辱の表情がありありとしていました。

 

さらに強硬になった演説で初日からオバマケアー廃止と不法移民者追放、TPP脱退等を行っています。メキシコや日本、ヨーロッパ等もさぞや驚愕しているでしょうが、世界唯一の分断された小さな国で、強大国に囲まれ輸出で食いつなぐ私たちは一体どうすべきかと心配です。

 

The strongest and the wealthiest、発想やさまざまな面で先を行く国、全世界の人々が仰ぎ見る国が突然民族主義に回帰するのは、決してアメリカにとってよいことではないと思われます。第二の故郷であり愛するアメリカが、それによる逆ねじを食わされることになりはしないかと深く憂います。

 

私の青春と思い出があり、よい環境と古い友人たちのいるワシントンであるにもかかわらず、新しい大統領の姿勢を見て心がむやみに落ち込みましたが、立て直す努力をしました。そして希望の紐を握り締めます。

 

思えば第45代アメリカ大統領、副大統領の就任式は一つの美しい礼拝でした。1時間2分の式で宣誓と就任の辞をのぞく残りの時間を占めたのは六人の祈祷でした。‘雨が降っていますが、聖書では雨は祝福の慈雨といいます。

 

ソロモンに与えた知恵をこの大統領にもお与えください’と祈りました。

 

トランプはオバマとホワイトハウスの最後のお茶をする直前、その前にある教会で祈祷し、母にもらった神の言葉に手をのせ世界万邦に向けて宣誓し、White House での最初の夜にリンカーン大統領のベッドで寝、起きるや否や祈祷し、就任式の翌日最初の行事としてワシントンの National Cathedral で礼拝をあげました。自ら就任式で何よりも神の助けが必要だと言い、大統領になった一日目と二日目の最初にしたことは祈祷だと語りました。

 

超のつく大金持ちになるため数多くの体験を経てきたはずであり、今頃は人が心に計画を立てても、それを導くのは神であるということを悟っているでしょう。狭くなった世界の人類のために、私の祖国とアメリカのために、結局は正しい道に導かれるはずだという希望の紐を、世界超大国の首都ワシントンの真ん中で、私だけでもしっかりと握り締めていようと思います。

 

 


 

 

       新大統領の宣誓後 ワシントン国会議事堂前  2017  1 20 

 

  車から下り、メラニア夫人と10歳の息子と行進するトランプ大統領   2017  1  20

 

 

 

 

 

 

  45代アメリカ大統領就任式後  2017  1  20 

 

              


 

 

 

 

 

 





추천 0 비추천 0

Print